睡眠の質は、肌の老化や反応の鈍化、記憶力の低下など、人体の生理機能や精神状態に大きな影響を及ぼします。深刻な場合には突然死につながるおそれもあり、寝室の内装設計の良し悪しはまさに睡眠の質に直結しています。そこで、BOSNIE編集部と一緒に、寝室のインテリアデザインにおいて睡眠の質に影響を与える3つのポイントを見ていきましょう。
光害を避ける
寝室には、メインライトと部分的に照明を当てられるサブライトを設置するのがおすすめです。メインライトは一般的にペンダントライトを選ぶのがよいですが、ベッドの真上には設置しないようにしましょう。
また、メインライトを使わない「無主灯」のスタイルを取り入れることもできます。光源を分散させることで、心地よく自然な眠りの環境をつくり出し、より効果的に安眠を促すことができます。ライトストリップを採用する場合は、天井裏やヘッドボード部分に隠すようにするとよいでしょう。
寝室の照明の色温度は、3,000〜3,500Kが睡眠にとって最も適しており、4,000Kを超える光は寝室には不向きです。
さらに、室内の待機時のブルーライトにも注意が必要です。寝室にはできるだけ電子機器を置かないようにし、就寝前はスマホを見るのも控えましょう。
遮光性も睡眠にとっては非常に重要です。「遮光カーテン」を選ぶことで、日差しの侵入を防ぐことができます。

騒音の低減
寝室をより静かにするためには、ドアの厚みを最低でも50mm以上にし、できれば木製の無垢材ドアを選ぶとよいでしょう。内部の密度が高いほど、遮音効果も高まります。
壁の中に防音用のウールマットを敷き、その上から防音シートを張り、石膏ボードで仕上げることで、室内の騒音をかなり軽減できます。
防音用のコットンストリップを使って、すべての窓やドアの隙間を塞ぐことで、一定の防音効果を得ることができます。たとえば、窓に防音用のシール材を貼れば、騒音を防ぐだけでなく、風が強すぎて窓同士がぶつかる音も抑えることができます。

良い寝具を選ぶ
睡眠の質は、寝具に大きく左右されます。マットレスが硬すぎると、体の大きな部位に適切な支持面積が確保できず、小さな部位が浮いた状態になり、脊椎が無理にねじられる原因となります。一方、マットレスが柔らかすぎると、大きな部位の支持面積が広がりすぎて深刻に沈み込み、十分な支えを得られず、やはり脊椎が歪むことになります。適度な硬さのマットレスなら、体の各部位からかかる体重を効果的に調整し、均等に分散させ、最適な支持力とそれに見合った適切な圧力面積を提供することで、深い眠りへと導いてくれます。
枕には、ほどよい柔らかさで、加わる圧力によって形状を適切に変える素材を詰め物として選ぶとよいでしょう。例えば、そば殻、羽毛、メモリーフォームなどがあります。
掛け布団が重すぎると胸郭を圧迫して肺活量が低下し、悪夢や冷や汗を招きやすくなります。一方、軽すぎる布団では保温効果が弱まり、寝心地が不安定に感じられます。綿や羽毛、絹わた、羊毛などの自然素材を使った掛け布団を選ぶと、弾力性に優れ、吸湿性も高く、「へたり」にくく、柔らかくて程よい重量感があり、重すぎても軽すぎても問題となるデメリットを避け、毎晩深い安眠を約束してくれます。




