本件は、シンプルなスタイルによるオールインワンの住まい設計事例です。全体空間は、潔く清らかな白・黒・グレーを基調とし、ナチュラルで軽やかな木質感のオーダーキャビネットや、すっきりとした心地よい配置によって、シンプルな仕上げの中にも端正で上品な高級感を演出しています。こうした洗練された品格を実現するには、細部に至るまでの配色やデザインの積み重ねに、並々ならぬ工夫と技術が求められます。それでは、BOSNIE編集部と一緒に、この事例をご覧ください!
玄関ホールに足を踏み入れると、目の前が一気に明るくなります。廊下の奥にある装飾画が、その長さを巧みに隠し、視線はすっかりその絵に引き込まれ、結果として廊下の短所には気づきません。

リビングスペースでは、木製の仕上げと大理石の二つの素材を使い、暮らしの質感を表現しています。配色はグレー、ホワイト、ブラウンを基調とすることで、もうひとつの落ち着いた静けさを演出し、どっしりとした内なる佇まいを醸し出しています。

リビングエリアにはシンプルな直線の要素を取り入れ、簡潔でありながらも洗練された美しさを保っています。

玄関ホールから入ると、左側はダイニングスペースで、バルコニーとつながっています。利用効率を高めるため、バルコニー部分はランドリースペースとして活用しています。

クラシックな色彩が空間にすっきりとした凛とした印象を与え、ミニマルなデザインでありながらも、使い勝手の良さもしっかりと兼ね備えています。

玄関脇のシューズクロークは、上下に分かれた構造で、鍵やスマホなどをさっと置けるようになっています。もう一方の背中合わせの収納棚と天井まで届くクローゼットにより、玄関を入った瞬間に coats を掛けられるよう工夫されています。

キッチンには透明な引き戸を採用することで、廊下の採光性を向上させるとともに、狭さを感じさせない開放感を生み出しています。上下に分かれた収納設計により、空間を無駄なく活用できます。

主寝室には、ブラック・ホワイト・グレーの三色を基調とした配色が施されています。デザイナーは高品質な素材を巧みに組み合わせ、濃いグレーの背景壁、淡いグレーの寝具、そしてブラックのベッドサイドテーブルで、落ち着きながらも温かみのある空間を創り出しています。
ベッドヘッドの背景パネルには光沢のあるファブリックを選び、均等で統一感のあるラインの比率、線と面の融合、さらには設計プランと細部の技術的要素の間で、独自のバランスを生み出しています。

セカンドルームにはグレー系の壁パネルとモダンな家具を組み合わせ、壁面には半閉鎖型と半開放型の収納キャビネットをオーダーで設置。これにより、収納スペースを広げると同時に、頻繁に取り出しやすい書籍類を飾ることも可能です。

バスルームこそが、上質な暮らしの始まり。アイボリーの大理石タイル、優しく心地よい照明、デュラヴィットの衛生陶器、ハンスグローエの蛇口――小さな空間の中に、静かに暮らす豊かさが息づいています。

以上、シンプルなスタイルのオールインワン住宅デザイン事例のご紹介でした。気に入っていただけましたら、ぜひコメント欄でBOSNIE編集部へ感想やご意見をお寄せください!

