自然で素朴な手法により、洗練された基調と巧みに施された装飾、そして静かな色彩が調和し、空間へと入る人々の心のざわめきをそっと払い、本来の自分へと導きます。室内全体はまるで一首の静謐な詩のようで、じっくりと読み解き、ゆっくりと味わうべきものです。

リビングダイニングは空間構成の中心に位置し、日本人の暮らしにおけるもてなしの場に呼応しています。そこには、わずかに浮かび上がる線状の間仕切りが空間を区切りながらも、完全には遮らない配慮が施されています。流れるような動線と快適な空間規格が家族の交流や対話をいっそう豊かにするとともに、日常的な社交活動にもふさわしい程よい雰囲気の場を生み出しています。

人文主義的な思索を湛えたアート作品が随所に配置され、ナチュラルなグリーンと調和して、住まい手に美的な内面性と前向きな活力を届けるとともに、人と空間との対話をいっそう活性化し、暮らしの質そのものを高めています。

寝室では、静寂なひとときを求めるひと隅を設け、思索に浸る書斎であれ、心身をゆったりと癒す寝室であれ、あるいは美食を楽しむダイニングであれ、住む人が都市の喧騒からしっかりと離れ、内なる真の欲求を沈潜させ、そしてそれを存分に解放できる場所となっています。



書斎からは屋外へと足を踏み出し、陽光に包まれた洗練されたテラスは、住環境を美しく彩るだけでなく、自由でロマンチックな雰囲気を演出します。四季折々の表情を堪能しながら、時の流れをゆったりと感じ、余暇のひとときがいっそう心地よく感じられるでしょう。




